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10℃の部屋で暖房器具なし、半袖半ズボンでブログをかいている眼鏡Pです。
＃修業ナウ（笑）

では、2024年群馬県公立高校入試問題の過去問の国語を「かいせつ」していきます。

今回は購入の関係で「声の教育者」さんのテキストを使わせていただきます。
【群馬県公立高校　2025年度用 6年間スーパー過去問】（声の教育者）を参考にさせていただいています。

国語1⃣（説明文問題）

【問題からの要約】
文章Ⅰ
生物は、同じ種でも個体ごとに少しずつ遺伝子が違っていて、能力に多様性がある。その中で、子孫を残しやすい性質が集団内で増えていく現象が、自然選択であり、自然選択によって集団の性質が変わっていくことが、生物学的な進化である。多様性と自然選択を繰り返し、より生き残りやすい性質が選ばれていった結果が、人間を含む現在の生物である。実は、進化が起こるには、増える能力が前提として必要である。例えば岩石にも多様性があるが、岩石は自ら増えることはない。どんなに生き残りやすい丈夫な性質を持った岩石があったとしても、その性質が次世代に受け継がれることも、集団内に広がることもない。ここに、増えるものと増えないものの違いがある。

文章Ⅱ
現実の生物でも、自然選択は重要である。環境の変化を追いかけるように生物を変化させられるのは、自然選択だけである。さらに、自然選択によって、地球のいろいろな環境に適応していけば、生物は多様化していくだろう。環境についていけずに一部の生物が絶滅しても、全ての生物の絶滅は避けられるのであり、自然選択のおかげで，生物は、長く生き続けてこられたのである。

（1）
ⅰ：泳ぐのが速い
泳ぐ速さの違うミジンコがいた場合、「泳ぐのが遅いミジンコ」よりも、「泳ぐのが速いミジンコ」の方が「餌を多く手に入れることができる」し，「天敵から逃げやすい」ので、長く生き残って多くの子孫を残し，次世代の集団では「泳ぐのが速いミジンコの割合が増えて」いるだろうと考えられる。

ⅱ：多様性
自然選択が起こると特定の性質が選ばれるため、「一時的に多様性は小さく」なるが、突然変異によって「いろいろ性質の違う個体」が生まれれば、さまざまな違いは、「回復」される。

（2）ウ
ア→×（私たちの生活に欠かせないという考えは読み取れない。）
イ→×（進化にかかる時間の差を表したいわけではない。）
ウ→〇
エ→×（性質を紹介したいわけではない。性質は多様だが増えないというところを言いたい。）
岩石も「性質に多様性」があり、自然選択によって「残りやすさに違いが生まれ」る。しかし、生物とは違い。「増える能力を持たない」岩石は、生き残りやすい性質が次世代に受け継がれることはない。

（3）生き残りやすい性質が次世代に受け継がれ、集団内に広がり、より環境に適したものに変化していくという特徴
岩石とは違い。増える生物は、「生き残りやすい性質」が次世代に受け継がれ、集団内に広がり、「どんどん性質がその環境に適したものに変化して」いくのである。

（4）エ
自然選択がはたらけば、気温が「二〇度から〇度になった」場合、生物は「二〇度に適応したもの」から「一〇度ぐらいに適応したもの」に変化でき、時間が経過すれば「〇度に適応したもの」も現れるだろう。

（5）イ
ア→×（文章Ⅰはそうだが、文章Ⅱはそうではない。）　
イ→〇
ウ→×（文章Ⅱはそうだが、文章Ⅰはそうではない。）
エ→×（文章Ⅰはそうだが、文章Ⅱはそうではない。）
〔文章I〕では、生物の進化は「能力に多様性があることを前提」とすることの例として、「泳ぐ速さが違う」ミジンコが挙げられ、また、進化には「増える能力が前提」であることの例として、岩石が挙げられている。〔文章I）では、生物には「自然選択」が重要であることの例として、気温が「摂氏二〇度から◎度」になった場合が挙げられている。どちらの文章も、例があることで、読者が内容を理解しやすくなっている。


（6）ア、ウ、エ
ア→〇
どちらの文章でも、生物の「進化」や「変化」について述べられ、〔文章1〕では、「多様性があってそこに自然選択が働く」ことで生物が進化していくことが、〔文章1〕では，「自然選択」によって生物が「多様化」し変化していくことが述べられている。

イ→〇
〔文章1〕によれば、「進化の原理はとても単純」であり、多様性のある集団に自然選択がはたらき、「集団の性質がどんどん変わっていくこと」が進化である。

ウ→×
〔文章I〕では、「進化が起こるには増える能力が前提として必要」であることが、〔文章II〕では、自然選択によって「多様化」したことで、生物は「こんなに長く生き続けてこられた」ことが述べられている。

エ→〇
〔文章I］では、「多様性と自然選択」による「小さな変化」を「気の遠くなるほど続けた」結果、生物は現在の「複雑な生物」へと進化したことが、〔文章I〕では、自然選択と多様化によって、生物が「環境の変化に合わせるように変化していく」ことが述べられている

以上になります。
※意味や画像などはWikipediaなど、さまざまなサイト様を参照しています。

本日もご覧くださり、ありがとうございました！

2024年　群馬県　公立高校入試問題　過去問　国語でした。次回からはこの続きを「かいせつ」していきます。

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