2024年 群馬県 公立高校入試問題 国語のかいせつ3⃣

おはようございます!

安売りで100円で売れていたおもちゃを30分かけて組み立てたが子供たちが遊んでいると5分もせずに壊れてしまった眼鏡Pです。
#30分の努力が…泣

では、2024年群馬県公立高校入試問題の過去問の国語を「かいせつ」していきます。

国語3⃣(古文の問題)

【小倉山(京都)】(京都リビング新聞社 参照)

<現代語訳>
宇多法皇のお供で太政大臣(藤原忠平)が、大井川においでになったときに紅葉が小倉山に、さまざまな色合いで(映えているのが)たいそう美しかったのをこのうえなく感嘆なさって、

「天皇の行幸されるには、とても興趣に富んだ所であります。必ず醍醐天皇に申し上げて実現させるつもりです」

などと申しなさって、その折に

「小倉山の降の紅葉よ、もし心があるならば、今一度天皇の行幸を(そのままあせずに)待っていてほしい」

と歌をよまれたのであった。こうして(忠平は宮中に)お帰りになって天皇に申し上げなさったところ。

(天皇は)「(それは)たいそうおもしろいことだ」

ということで、大井川の行幸ということをお始めになった(ということである)。

(1)ウ
「もみじ薬」が人間にたとえられて、心があるならば天皇の行幸を待ってほしいとよまれている。人間でないものを人間にたとえる技法を、擬人法という。

ア→×
(対句:対句とは、対応する語句を同じ組み立てで並べて,印象を強める表現技法です。上の行と下の行は同じ組み立てで、「空」と「海」、「高く」と「広い」)

イ→×
(倒置:文などにおいてその語や文節を普通の順序とは逆にする表現法。 語勢を強めたり、語調をととのえたりするために用いられます。例えば、「どこに行くのか、君は」「起きろよ、早く」などです。)

ウ→〇

エ→×
(体言止め:文や詩歌の句の最後に体言(名詞や代名詞)で終わらせる表現方法です。)

(2)もうしたまいて
歴史的仮名遣いの語頭以外のハ行は、原則として現代仮名遣いでは「わいうえお」になので、「ひ」→「い」にします。

(3)イ
「おもしろし」は、景色などがすばらしい。趣がある、という意味。紅葉ののさまざまな色が、小倉山に映えて一段と美しかったのである。

(4)イ
藤原忠平は、小倉山の紅葉の景観が美しかったので、醐天皇の大井川への行幸を実現させたいと考え、紅葉の薬に人の情を理解する心があるならば、天皇の行幸まで色あせずに待っていてほしいと思ったのである。(現代語訳 参照)

(5)
①ア、イ
Ⅲ:【藤原忠平】は、宇多法皇のお供で大井川に行った。
Ⅳ:そのときの紅葉の景観が美しかったので、忠平は、【醍醐天皇】に申し上げて行幸を実現させ、紅葉をお見せしようと思った。

② 大井の行幸
忠平の話を聞いた醐天皇は、たいそうおもしろいことだと言って、「大井の行幸」ということを始めまった。

以上になります。
※意味や画像などはWikipediaなど、さまざまなサイト様を参照しています。

本日もご覧くださり、ありがとうございました!

2024年 群馬県 公立高校入試問題 過去問 国語でした。次回からはこの続きを「かいせつ」していきます。

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