2024年 栃木県 公立高校入試問題 国語のかいせつ4⃣

おはようございます!

お餅つきの当日に腰を痛める眼鏡Pです。
#どうしよう。。。。

では、2024年栃木県公立高校入試問題の過去問の国語を「かいせつ」していきます。

国語4⃣(古文)
【現代語訳】
最近の世で、学間の道が開けて、だいたいにおいてさまざまなことの取り扱いが、賢明になったので、さまざまに新しい学説を出す人が多く、その説がまあまあよければ、世にもてはやされることによって、一般の学者は、まだ研究が十分にまとまらないうちから、自分は(他の人には)劣るまいと、世に(今までとは)異なる珍しい学説を出して、人の耳を驚かせるようなことが、今の世の習慣である。その中には、非常によろしいことも、まれには出てくるようだが、だいたいにおいて未熟な学者が、気持ちがあせって言い出すことは、ただ、(他の)人に勝ろう勝とうという心で、軽々しく、前後をよく考え合わすこともなく、思いついたままに発表するから、多くは中途半端のひどい間違いばかりである。おしなべて新しい学説を出すのは、とても大事である。何回も繰り返し考えて、十分に確かな根拠をとらえ、どこまでも考えが一貫していて、違うところがなく、揺れ動かないようでなければ、簡単に(新しい学説を)出してはいけないことである。そのときには、自信満々でよいと思っても、時間が経過した後に、もう一度よく考えると、やはり悪いなあと、自分でさえそういう気になることが多いことであるよ。

1ならい
歴史的仮名遣いの語頭以外の「は行」は、現代仮名遣いでは原則として「わいうえお」になる。

2イ
「ととのふ」は、まとまる。という意味。「ぬ」は、打ち消しの助動詞「ず」の連体形。

3 人にまさらむ勝たむの心
未熟な学者が気持ちがあせって、自分の学説を口に出すのは、他人より勝ろう。とは「勝とうという心がある」からである。そのためによく考え合わすこともなく発表された学説は、ひどい間違いばかりになることが多いのであると言っています。

4
(1) 確実な根拠をとらえ、論旨を一貫させる
自分の学説を世に発表するためには、考えの確かな根拠(よく確かなるよりどころ)となることをとらえ、はじめから終わりまで自分の言いたいことが貫かれている(いづくまでもゆきとほりて、たがうところなく動くまじきにあらず)ことが大切なのである。


(II)ウ
情報発倡することが簡単になった現代においては、誰もが発信できるので、間違っているかもしれないことでも自言を持って、軽々しく発信してしまうことに注意するべきである。
ア→×(個人情報のろうえいについてではない。)
イ→×(パクリの注意ではない。)
ウ→〇
エ→×(相手の心を思いやることはかかれていない。)


以上になります。
※意味や画像などはWikipediaなど、さまざまなサイト様を参照しています。

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2024年 栃木県 公立高校入試問題 過去問 国語でした。次回からはこの続きを「かいせつ」していきます。

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