2022年 栃木県 公立高校入試問題 国語のかいせつ2⃣

おはようございます!

パズルを1人だけで完成させる娘を見て、子供の成長とはすごいなと改めて思った眼鏡Pです。
#すごいな(笑)

では、2022年栃木県公立高校入試問題の過去問の国語を「かいせつ」していきます。

国語2⃣(古文)
<現代語訳>
ある人が言うことには、「先日、大宮四条坊門の辺りで、和泉屋介太郎とかいう者が、夜が更けて外から帰ったときに、(介太郎が門を慌ただしく叩いたので、家の中から驚いて開けた。そして太郎は門から中に入ると同時に、気を失った。さまざまの気つけ薬などを飲ませたので、しだいに生き返って言うことには、「私が帰るとき、月は薄暗く、何となく寒々としていたときに。どこそこの十字路で、三丈以上である坊主が、後ろから覆いかぶさってきたので、わあっと思って逃げたところ。

最後には急に追いかけてきたが、この門口で見失った。それゆえこのようだ」と言ったので、聞く人は、皆驚いて、「さてさて、危険なことだなあ。それこそ見こし入道でございますでしょう」と言って、(驚き恐れて)舌をわせた。このことは身近な出来事であって、その入道に出会った人は、今もどこそこに」と言うと、その場にいた人は、どの人も恐ろしいことだなあと言ったときに。

先生が、許して言うことには、「このものは、昔から名前を高坊主ともいいなしている。野原や暮が点在する野原などではなく、ただ町中の十字路や、軒の下の石橋などの辺りから出るといった。これは恐かな人に臆病風がふいて、すごすごと歩いている夜道に、気の前から生まれるところの。影法師であるのだろう。その理由はこのものは、前よりはやってこない。脇からも寄ってこない。後ろから見こすというので、四辻門戸の出入りや、あるいは夜番の火の光や、月星の光がおぼろけであるところに、自分の影法師が、背が高く動くと、(自分の影を)それだと思い。気を失うと見えた」



1 いうよう
歴史的仮名遣いで、語中語尾のハ行は、現代仮名遣いでは原則として「わいうえお」になる。また。二重母音「au」は「ou」になる。

2ウ

ア→×
(門を慌ただしく叩いたのは、介太郎)
イ→×
(「みかさあまりなる坊主」が後ろから覆いかぶさってきたと思って逃げたのは介太郎)
ウ→〇(追いかけてきたのは、「みかさあまりなる坊主」)
エ→×(「みかさあまりなる坊主」を門口で見失ったのは、介太郎)


3イ

家の中に入った介太郎の意識がなくなったので、家の人は気つけ薬を飲ませたのである。

4エ
「まぢかし」は、距離や時間などの感覚が近くなっていること。「この事」は、見こし入道が現れることがあることを指す。見こし入道に出会った人は、「今もそこそこに」いたのである。

5(例)[夜道を歩いているとき、臆病な気持ちによって]自分の影を見こし入道に見間違えたもの。
怖い怖いと思っていると、自分の影が自分に覆いかぶさってくるように思うので、自分の影法師を見こし人道と思うのである。

以上になります。
※意味や画像などはWikipediaなど、さまざまなサイト様を参照しています。

本日もご覧くださり、ありがとうございました!

2022年 栃木県 公立高校入試問題 過去問 国語でした。次回からはこの続きを「かいせつ」していきます。

よろしくお願いいたします!

【学習塾トモニー】