こんばんわ!
寒くなっても半そで半ズボンの眼鏡Pです。
#涼しいな(笑)
では、2025年島根県公立高校入試問題の過去問の国語を「かいせつ」していきます。

国語4⃣(古文・漢文)
問一
傍線部①「動線衣」に返り点を付けたものとして最も適当なものを、(書き下し文)を参考にしてア〜エから一つ選び、記号で答えなさい。
ア 動レ緑レ衣
イ 動二縦一
ウ 動レ緑衣レ
エ 動線一衣二
解答:イ
解説:
「動線衣」は、返り点を付けると「衣を動かす」と読む。
したがって、「衣(を)」を「動」よりも先に読むため、「衣」に一点、「動」に二点をつける形が正しい。よってイが適当。
問二
傍線部②「やうに」を現代仮名遣いに改めなさい。
解答:ように
解説:
歴史的仮名遣い「やう」は、現代仮名遣いでは「よう」と書く。
「やうに」→「ように」が正しい。
問三
波線部「戯舞学婚痴」とあるが、老莱子の振る舞いにはどのような目的があったのか。「古文」を参考にして、次の形式に合うように、十五字以上、二十五字以内で二点答えなさい。
(十五字以上、二十五字以内)ようにするため。
一点目 _________________________
二点目 _________________________
解答:
(一点目)両親に、老子自身が年を取ったと悲しませないようにするため。
(二点目)両親に、両親自身が年を取ったことに気づかせないようにするため。
解説:
老莱子は、七十歳になってからも、幼い子どものような服を着て踊ったり泣いたりした。
その目的は、
- 自分が年を取ったことを悲しまれないようにするため。
- 両親に自らの老いを感じさせず、年老いた現実に気づかせないため。
という二つである。
親を思いやる「孝行の心」が、行動の根底にある。
問四
「漢詩」と「古文」について説明したものとして最も適当なものを、ア〜エから一つ選び、記号で答えなさい。
ア 「漢詩」では喜びにあふれる理想的な家族のやりとりが客観的に表現されているが、「古文」では老莱子の両親に対する感謝の思いが主観的に述べられている。
イ 「漢詩」では両親と遊んだ頃を懐かしむ老莱子の回想が表現されているが、「古文」では大人になった老莱子から見た両親の寂しそうな様子が対照的に描かれている。
ウ 「漢詩」では春の訪れを喜ぶ家族の風流な様子が表現されているが、「古文」では実生活の中で家族がお互いを思いやっている現実的な姿に焦点があてられている。
エ 「漢詩」では老莱子とその両親との温かな雰囲気が表現されているが、「古文」では老莱子の行動が孝心によるものであると述べることに主眼が置かれている。
解答:エ
解説:
漢詩の結句「喜色満庭関」では、両親の喜びに満ちた家庭の温かさが表現されている。
一方、古文では、老莱子が「親の心を思いやり、自分の老いを隠そうとした行動」の理由を具体的に述べており、親孝行の心(孝心)を中心に描いている。
したがって、老莱子の行動の意図に焦点をあてたエが最も適当である。
<要点>
老莱子(ろうらいし)は、七十歳になっても両親に孝行を尽くした。
幼い子どものように舞い、わざと転んで泣くふりをしたのは、
両親自身が「自分たちも年を取った」と感じてしまわないように、
という思いやりからであった。
このような心根が、東洋思想の理想的な「孝」の姿として伝えられている。
自分が老いた姿を見て両親が悲しまないように、
以上になります。
※意味や画像などはWikipediaなど、さまざまなサイト様を参照しています。
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2025年島根県公立高校入試問題の国語でした。次回からはこの続きを「かいせつ」していきます。
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