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では、2025年静岡県公立高校入試問題の過去問の国語を「かいせつ」していきます。

国語
2⃣(論説文)
出典:市橋伯一『増えるものたちの進化生物学』
◆ 本文の要約
生命がどのように誕生したのかについては様々な仮説がありますが、ほぼすべての仮説に共通しているのは「増える能力を持った物質が生命の元になっている」という点です。そして、現在の生物の姿を成り立たせるためには「進化」が不可欠であり、進化を起こすためには「増える能力」が絶対に必要です。 ダーウィンが提唱した「自然選択」による生物学的進化は、「同じ種であっても個体ごとに遺伝子や能力に少しずつ違い(多様性)があること」を前提としています。例えば、泳ぐ速さに個体差があるミジンコの集団では、天敵から逃げやすい「泳ぐのが速いミジンコ」が多くの子孫を残すため、集団全体で泳ぐのが速いミジンコの割合が増えていきます。このように「子孫を残しやすい性質を持つ個体が集団内で増えていく現象」が自然選択であり、気の遠くなるような時間をかけてこの多様性と自然選択が繰り返された結果、原始的な単細胞生物から人間をはじめとする多様で複雑な生物へと進化してきたのです。
◆ 問五:内容説明(50字程度記述)
【問題】
筆者は、傍線(――)部の「このような進化は、能力の多様性を前提とし、自然選択という現象を繰り返すことによって起こった」と述べている。筆者が述べている「自然選択」とはどのような現象か。「能力の多様性」とはどのようなことかが分かるように、五十字程度で書きなさい。
【解答例】
個体ごとに少しずつ遺伝子が違い、少しだけ能力にも違いがあって、子孫を残しやすい性質が集団内で増えていく現象。(54字)
【別解例】
同種であっても個体ごとに能力の差があり、環境に適応して子孫を残しやすい性質が集団内で増えていく現象。(51字)
【かいせつ】
問題文から2つの条件を満たす必要があります。
- 「能力の多様性」の説明を含める: 本文3ページ目の「同じ種であっても個体ごとに少しずつ遺伝子が違っていて、その能力にも少しだけ違いがあること」
- 「自然選択」の説明をする: 本文3ページ目の「子孫を残しやすい性質がその生物集団に自然に広がっていくこと(集団内で増えていく現象)」 これら2つの要素を組み合わせて、「個体ごとに遺伝子や能力に違いがあり、子孫を残しやすい性質が集団内で増えていく現象。」という形で50字程度にまとめます。
◆ 問六:本文の内容合致(複数選択)
【問題】
次のア~エの中から、本文で述べている内容として適切なものをすべて選び、記号で答えなさい。
【選択肢】
ア:生命が誕生する以前に、地球の大陸では隕石や落雷などが原因で最初の生物の材料となるような有機物質が生まれた。
イ:原始地球において「ダーウィンのスープ」がどのようなところで生まれたのかは、解明されていない。
ウ:生物が進化した続けていく過程では突然変異が起こり、様々な性質を持つ個体が生まれる。
エ:生物学的に考えるとすべての動物は進化をするが、細菌のような単細胞生物の中には進化をしないものもいる。
【解答】 イ と ウ
【かいせつ】
各選択肢を本文と照合して検証します。
・ア(不一致):第1段落に「生命が生まれる前の原始地球の環境は、まだ大陸はなく、ほとんどが海で覆われているような状態だった」と書かれており、「大陸で生まれた」という記述が誤りです。
・イ(一致):第2段落に「有機物質のごった煮のようなものが生まれました。そのごった煮の中で増える能力を持った原始的な生命の元が誕生したと想像されています。しかし、それがどんな物質からできていたのかもわかっていませんし、どこでそれが起きたのかもわかっていません。」とあり、合致しています。
・ウ(一致):3ページ目の第2段落に「そのうち遺伝子に突然変異が起きてまたいろいろ性質の違う個体が生まれると多様性は回復します。そしてまた自然選択が起こり、進化が続いていくことになります。」とあり、合致しています。
・エ(不一致):本文中には「私たちの祖先は細菌のような単細胞生物だったと言われていますが、このような多様性と自然選択を気の遠くなるような数だけ繰り返して、より生き残りやすい性質を生み出し選んできました」とあり、単細胞生物の中に進化しないものがいるという記述はありません。
したがって、正しい記述は「イ」と「ウ」です。
以上になります。
※かいせつの際に少しでも分かりやすくするため、チャットGTPやWikipediaなど、さまざまなサイトやITのお力を利用し、参考にさせていただいています!
本日もご覧くださり、ありがとうございました!
2024年静岡県公立高校入試問題の過去問の国語でした。次回からはこの続きを「かいせつ」していきます。
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