こんばんは!
家の土間にクワガタムシが落ちていた眼鏡Pです。
#田舎過ぎ(笑)
では、2024年静岡県公立高校入試問題の過去問の国語を「かいせつ」していきます。

国語
4⃣
大問四(古文)
【原文】
雲山といへる肩衝、堺の人所持したるが、利休など招きて、はじめて茶の湯に出したれば、休、一向気に入らぬ体なり。亭主、客帰りて後、当世、休が気に入らぬ茶入れおもしからずとて、五徳に擲ち破けるを、かたはらに有りける知音の人もらうて帰り、手づから継ぎ繕ひたるを、茶会を催し、ふたたび休に見せたれば、これでこそ茶入れ見事なれとて、ことのほか称美す。よてこの趣きもとの持主方へひやり、茶入れ秘蔵せられよとて戻しぬ。 その後、件の肩衝、丹後の太守、値千金に御求め候ひて、むかしの継目ところどころはざりけるを、継をし候はんやと小堀遠州へ相談候へば、遠州、この肩衝破れ候ひて、継目も合はぬにてこそ利休もおもしろがり、名高くも聞え侍れ。かやうの物は、そのままにておくがよく候ふと申されき。
(注) ① 肩衝……茶の湯で使用する抹茶を入れておく、陶器製の茶入れの一種。 ② 利休……千利休。安土桃山時代の茶人。 ③ 亭主……茶の湯で茶をたてて接待する人。 ④ 五徳……鉄瓶などを置いて火にかけるための金属製の道具。 ⑤ 丹後の太守……丹後国の領主。丹後国は今の京都府の一部。 ⑥ 小堀遠州……小堀政一。江戸時代初期の大名で茶人。
【日本語訳】
雲山という茶入れを堺の人が持っていたが、利休などを招いて、初めて茶の湯に出したところ、利休はまったく気に入らない様子であった。茶会の亭主は、客が帰った後、「今の世の中、利休が気に入らない茶入れはつまらない」と言って、五徳に投げつけて割ってしまった。そばにいた知り合いの人がそれをもらって帰り、自分でつなぎ合わせて繕ったものを、茶会を催して、もう一度利休に見せたところ、「これこそ茶入れとして見事である」と言って、格別に褒めたたえた。そこでこのことを元の持ち主の方へ伝えて、「茶入れを大切にしまっておきなさい」と言って返した。 その後、くだんの肩衝を丹後の太守が大金でお買い求めになり、昔の継ぎ目がところどころ合わなかったので、「つなぎ合わせ直しましょうか」と小堀遠州に相談したところ、遠州は、「この肩衝は割れまして、継ぎ目も合わないからこそ、利休も興味深く感じており、評判高く世間に知られています。このようなものは、そのままにしておくのが良いですよ」と申し上げなさった。
問三
- 問題
亭主が、傍線部「五徳に擲ち破ける」のように行動したのは、雲山という茶入れをどのように感じたからか。亭主がこの茶入れに感じたことを、この茶入れに対する利休の様子が分かるように、現代語で書きなさい。 - 解答
(例)利休が気に入らない茶入れはつまらない - 解説
茶入れを投げつけて割った直前の記述「当世、休が気に入らぬ茶入れおもしからずとて」に着目します。「利休の様子が分かるように」という指定条件があるため、「利休が気に入らない茶入れはつまらない(価値がない)」とまとめます。
問四
- 問題
小堀遠州は、丹後の太守に、雲山という茶入れについてどのような助言をしているか。その助言を、小堀遠州が述べている、この茶入れに対する利休の評価と利休がそのように評価した理由が分かるように、現代語で書きなさい。 - 解答
(例)(利休は)割れて継ぎ目が合わないから興味深く感じており、そのままにしておくのがよい。 - 解説
小堀遠州の発言「継目も合はぬにてこそ利休もおもしろがり……そのままにておくがよく候ふ」から要素を抽出します。- 【理由】:割れて継ぎ目が合わないから
- 【利休の評価】:興味深く感じている(面白がっている)
- 【助言】:そのままにしておくのがよい 設問の条件である「理由」「評価」「助言」の3点を漏れなく繋げて記述します。
以上になります。
※かいせつの際に少しでも分かりやすくするため、チャットGTPやWikipediaなど、さまざまなサイトやITのお力を利用し、参考にさせていただいています!
本日もご覧くださり、ありがとうございました!
2024年静岡県公立高校入試問題の過去問の国語でした。次回からはこの続きを「かいせつ」していきます。
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