2025年 群馬県 公立高校入試問題 社会のかいせつ7⃣-2

こんばんわ!

骨にヒビが入った指をみしたら、心配されるどころか笑われた眼鏡Pです。
#なんてこった(笑)

では、2025年群馬県公立高校入試問題の過去問の社会を「かいせつ」していきます。

社会
7⃣

(3) 新しい人権の判例と具体例

【問題】

下線部(b)(新しい人権)に関して、太郎さんは、新しい人権に関する2つの裁判について調べ、メモXとメモYにまとめた。それぞれの裁判で、守られるべきであると判断された権利の組み合わせとして適切なものを、ア〜エから選びなさい。

  • メモX:2階建ての住宅が建ったことに対し、隣に住む住民が「自宅が昼間でも暗くなり洗濯物が乾かなくなった」と訴え、裁判所は建物2階の一部撤去と賠償金の支払いを命じた。
  • メモY:ドローンによって自宅の庭を無許可で撮影され、その動画が公開されたことに対し、撮影された住民が「私生活の平穏を侵害された」と訴え、裁判所は動画の削除を命じた。
  • ア メモX:日照権 / メモY:知る権利
  • イ メモX:日照権 / メモY:プライバシーの権利
  • ウ メモX:自由権 / メモY:知る権利
  • エ メモX:自由権 / メモY:プライバシーの権利

【解答】

イ

【詳細解説】

時代の変化や科学技術の進展に伴い、憲法制定時には想定されていなかった権利が「新しい人権(憲法第13条の幸福追求権などを根拠)」として主張されるようになりました。

  • メモX = 日照権(環境権の1つ)日当たり(日照)を確保して快適に生活する権利です。過度な日照侵害に対して裁判所が一部撤去や賠償を命じた事例であり、日照権の侵害を認めたものと判断できます。
  • メモY = プライバシーの権利個人の私生活や個人情報をみだりに公開・侵害されない権利です。ドローンを用いた私有地への無断空撮・ネット公開は、私生活の平穏を直接脅かす行為であるため、プライバシーの侵害にあたります。

(4) 政策評価における「効率」と「公正」

【問題】

公営バスの無償化について、「効率」と「公正」の視点から考えられるメリットとデメリットをまとめた資料Ⅰの、A と D に当てはまる文の組み合わせとして適切なものを、ア〜エから選びなさい。

【資料Ⅰ】

視点メリットデメリット
「効率」の視点AB
「公正」の視点CD
  • ① 全ての住民が、乗車時に運賃を負担せずに利用できる。
  • ② 地域全体の交通量が減少し、渋滞緩和につながる可能性がある。
  • ③ 利用者が増えない場合、利用者一人当たりにかかる運行費用が高くなる。
  • ④ 路線が多い地域の住民は恩恵を受けやすいが、路線が少ない地域の住民は恩恵を受けにくい。
  • ア A: ① D: ③ イ A: ① D: ④ ウ A: ② D: ③ エ A: ② D: ④

【解答】

エ

【詳細解説】

現代社会の意思決定では、「資源や費用を無駄なく活かす(効率)」と「誰もが不当に不利益を被らない(公正)」の双方が求められます。

  • 「効率」の視点(費用・時間・資源を無駄なく使い、最大効果を上げる)
    • メリット【A = ②】: バスの無償化によりマイカー利用が減り、渋滞が解消されれば、地域全体の道路網や時間の無駄が削減されます。
    • デメリット【B = ③】: 税金を投じてもバス利用者が増えなければ、1人当たりの運行コスト(税負担)が割高になり、資源・費用の無駄遣いになります。
  • 「公正」の視点(誰もが公平に扱われ、結果や機会に格差・不当性がない)
    • メリット【C = ①】: 所得や経済的格差に関わらず、全ての住民が移動手段として利用可能になります。
    • デメリット【D = ④】: 同じ税金を負担しているにもかかわらず、バス停が近くにある人と遠い人で「恩恵の偏り(地域格差)」が生まれ、不公正になります。

したがって、A=②、D=④ の組み合わせである エ が正解です。

(5) 参議院の合区と一票の格差是正

【問題】

参議院の選挙制度について説明した次の文章中の [ ⅱ ] に当てはまる文を、簡潔に書きなさい。

2013年7月の参議院議員選挙において、鳥取県と島根県は異なる選挙区として選挙が実施されましたが、2016年7月の参議院議員選挙では、鳥取県と島根県は合区となり、1つの選挙区として実施されました。合区を導入し、資料Ⅱのように定数を変更した目的は、[ ⅱ ] ことです。

【解答例】

  • (一票の)格差を小さくする
  • 一票の格差を是正する

【詳細解説】

  • 問題の背景(一票の格差)選挙区ごとに「議員1人当たりの有権者数」に大きな差があると、有権者の持つ一票の価値(重み)に不平等が生じます。
    • 2013年7月選挙
      • 北海道:有権者数 459万人 ÷ 定数4 = 約115万人 につき議員1人
      • 鳥取県:有権者数 48万人 ÷ 定数2 = 約24万人 につき議員1人
      • 格差
        149739 ÷ 241096 =4.77倍
        (鳥取県の1票に対し、北海道の1票の価値は約0.21票分しかない状態となり、憲法第14条の「法の下の平等」に反するとして最高裁判所で「違憲状態」と判断されました)
  • 2016年の制度改革(合区の導入)人口の少ない「鳥取県と島根県」「徳島県と高知県」をそれぞれ1つの選挙区に統合(合区)し、議員定数を調整しました。これにより議員1人当たりの有権者数を平準化させ、「一票の格差を縮小(是正)すること」がこの改革の目的です。


以上になります。
※かいせつの際に少しでも分かりやすくするため、チャットGTPやWikipediaなど、さまざまなサイトやITのお力を利用し、参考にさせていただいています!

本日もご覧くださり、ありがとうございました!

2025年群馬県公立高校入試問題の過去問の社会でした。次回からは2025年群馬県公立高校入試問題の過去問の理科を「かいせつ」していきます。

よろしくお願いいたします!

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